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世界のユニークな税金 渋滞税

世界のユニークな税金 渋滞税

ロンドン市内の渋滞を解消するために、2003年に「コンジェスチョン・チャージ」と呼ばれる渋滞税が導入されました。
有料のエリア(渋滞税の課税圏)が決められており、その道路を走るときに事前に課税される、という仕組みです。

エリア圏内の住民が車を利用する際には、9割引ですが、しっかりと課税をされます。
夜間と祝日は課税されず、また、ハイブリットカーや電気自動車のような環境に優しい車にも課税はされません。もちろん、緊急車両やバス・タクシーなどの公共交通機関は免除されます。

このような渋滞税の、その後の効果はどうだったのかというと・・・渋滞は30%程緩和され、交通量も15%程減少したそうです。
しかし、莫大な収入は、公共交通システムの改善のために有効に活用されているのか?といった疑問、不満の声もあがってきているようです。

インターネットで買い物をして、配送業者の人に家まで品物を届けてもらうことも多い時代ですが、都市部でのこのような課税は、物流関係全般に影響が広がってくるのではないでしょうか。

税理士法人京都財務サポート 岡田

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